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先日、18世紀末と19世紀初頭に活躍したパガニーニとリストの話を聞きました。
共に貴族のサロンで活躍した異能の音楽家です。 パガニーニはヴァイオリニストなのですが、とにかく超絶技巧の持ち主だったそうで。 その異相と相まって、「悪魔に魂を打った」「悪魔が憑いている」と言われたそうです。 顔色が悪く痩躯で、長い黒髪を振り乱し、長すぎる指が異様に柔軟に動いたとか。 演奏を見に来た客の中には本気で十字を切ったり、パガニーニの手に 悪魔が憑いているのが見えた、と言い出す人もあったそうです。 パガニーニ自身も異相を自覚しており、それを利用した独特の装いや 奇矯なパフォーマンスで注目を集めていたようです。 左手で演奏してみたり、演奏中に長く伸ばした爪で一本づつ弦を切り、 最後は一本の弦で弾ききるとか。 独特な服や小物は、、それがまた「パガニーニ風の○○」として流行する程の大人気ぶりでした。 リストは若い頃、そんなパガニーニの演奏を見て、「ピアノ界のパガニーニになる!」と決心して技巧を磨きました。 リストはパガニーニとは対照的に大変端正な美貌で、「ピアノの魔術師」と呼ばれた 超絶技巧と合わせて、これまたサロンで大人気のピアニストになります。 彼が演奏中に笑う度、眉を顰める度、失神するご婦人が出たとか、 彼の嗅ぎ煙草を巡って伯爵夫人二人が床を転げ回って争ったとか、 彼の葉巻の吸いさしを、生涯肌身離さなかったファンの女性が居たとか。 色々な逸話がありますが、実際彼の女性遍歴は華やかな物でした。 「リストマニア」と呼ばれる熱狂的なファンとの情事の他、伯爵夫人との 恋もありました。 が。 前述のパガニーニは、ナポレオンの妹二人と付き合ったりしているので やはりリストより大物感がありますね。 見た目とは関係無く、天才にはそういった性的魅力もあったのではと思います。 という訳でトップ絵です。 なんかもう、一生懸命描いているのですがアレな感じです、毎度ですが。 光源どこ!とか楽器が変だとか服の皺がとか色々ありますが、うん、反省しています。 以下メルフォお返事です。 |
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