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二次創作とかヲタクな場で実在の、しかもシリアスなエピソードを出すのはどうかと思いますが。
若くしてガンで他界した友人を、故あって思い出しました。 死の一ヶ月か二ヶ月か前、病院に見舞いに行きました。 交友関係の広い人だったので、常に何組か見舞い客がいる、という感じの にぎやかな病室です。 私達が行った時、偶々奥さんもいました。 で、彼の人柄もあって、初めて会う人たちともワイワイと話していたのですが、 やがて奥さんが「じゃあ私はお先に」と腰を上げられた時の事。 彼と奥さんが、何も言わず無言でぎゅーっと抱き合ったんですよ。 多分十秒くらい、結構長い間で、見舞い客の私達も思わず無言で見守ってしまったのですが、普通に離れて、そのまま会釈をして帰られました。 様子からして、奥さんが帰る時の毎日の習慣なんでしょうね。 それが、友人が元気な頃からの、二人が離れる際の恒例なら申し訳ないのですが 私には残り少ない、一緒にいられる時間を惜しんでいるように見えて。 病名を聞いた時も、やせ細った彼を見た時も、どこかこの人は死なないだろう、 と思っていたんですよそれまでは。 精神的に元気な人だったし、私も若かったんでしょうね。(二年経ってないですが) でもそのハグを見た時、夫婦愛に感動すると共に 「ああ、もう本当にいけないんだな」と妙に腑に落ちてしまいました。 引きもきらない見舞い客に、中々夫婦の時間が持てなかっただろうとか。 お見舞いがお別れになってしまったとか。 後でいろいろと申し訳ない思いがしましたが、今となってみると やはり器が広いというか懐の深い二人だったと思います。 人間いつかは必ず死ぬというのは寂しいですが、 こんな相手がいれば幸せに死ねるような気もします。 そう言えば、宮本/亜門さんのお父さんは相当遊び人だったそうですが お母さん(奥さんですね)が亡くなられた後、静かにキスをされていて それが非常に美しい光景に見えたと宮本さんがどこかで仰っていました。 こちらは、遊び人だったという前提があるし死後だしで、 自己陶酔入ってるかも知れないとも思いますが、やはり とても奥さんを愛してらしたんでしょうね。 Lと月がこんな風に添い遂げてくれるといいなぁ、みたいなつもりでしたが シリアス過ぎて書けなくなってしまいました。 書いてますけど。 PR |
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